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「人間関係の達人になろう! SSTで学ぶコミュニケーションの技」



1. イントロダクション

「友達との意見の食い違いで困ったことはありませんか? 」

  意見の食い違いは必ず起こるもの。SSTを学べば、どう対応したらいいかのヒントが得られます。

2. SSTとは何か?

SSTは Social Skill Trainingの略で、 人間関係の達人になるためのトレーニングです。五島南高では「S=ストレスに S=素敵に T=勁(つよ)くなる」ためのトレーニングとして週に1回行っています。

3. なぜSSTが必要なの?

 日ごろの生活の中でこのような経験はありませんか?
 
 例1: 文化祭の出し物決めでなかなか意見がまとまらない。
 例2: 部活動でのポジション争い。
 例3: SNSでのコミュニケーショントラブル 

などなど。いろんな場面に複雑な人間関係はつきものです。SSTではこのような場面でも上手に乗り越えられるスキルを身につけます。

4. SSTで身につくスキル

 SSTのトレーニングを通して、次のようなスキルを身につけることが可能です。
 ① 自己主張スキル - 自分の考えや感情を適切に表現して、意見や考えを伝達するスキルです。
② 感情コントロールスキル - 自己主張スキルと似ていますが、感情をコントロールすることを重視し、ストレスに対して自分で調整できるスキルです。
③ 傾聴スキル - 相手の話をただ聞くだけでなく、積極的に理解しようとする姿勢とスキルです。
④ 問題解決スキル - 直面する課題や困難な状況に対して、効果的に対処するスキルです。

5. あなたならどうする? SSTスキルチェック!


では実際に、スキルチェックをしてみましょう。            次のような場面であなたならどうしますか?

ケース1:文化祭の出し物を考えています。クラスの数名がステージでダンスをしたいと言っていますが、あなたは展示の作品を作りたい。と思っています。

1「何も言わずに黙って、嫌だけど賛成する」
2「ステージ発表は大変だと文句を言う」
3「何も言わず後で友達と愚痴を言う」
4「ステージのいい点についてコメントしつつも、展示のいい点も説明する」

 ケース2:夜、SNSのグループでチャットのやり取りがあっているけど、見たいテレビ番組があるから、チャットを止めたい

1「何も言わずチャットをやめて、テレビを見る」
2「親に怒られるからとウソをつき、チャットをやめる」
3「疲れたから寝るね。と言ってチャットをやめる」
4「チャットを続けたいけど、今から楽しみにしてたテレビ番組があるからと伝え、続きを話す時間を提案する」

 どちらのケースも4がスキルが身についた対応になります。

6. 次回予告


次回は、実際のトレーニング方法と今回ご紹介した「りんご」と「なし」のかわいいキャラクターの由来もお伝えします!  お楽しみに!」